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【朝鮮語文法】第Ⅲ語基の南北差異

こんにちは。今回は朝鮮語の文法について紹介します。朝鮮語を学ぶ多くの方は南の朝鮮語を学んでいらっしゃるので、そこに補足的に北と南の違いを紹介していきます。

  


하늘에는 태양이 밝게  빛나고 땅우에는 꽃들이 곱게 피였다.

天には太陽が明るく輝き、地の上には花が美しく咲いた。

 

 『朝鮮語大辞典(조선말대사전)』の「빛나다」から一文引いてきました。この文は南の朝鮮語であれば下のように書きます。

 

하늘에는 태양이 밝게  빛나고 땅 위에는 꽃들이 곱게 피었다.

(意味は同じ)

 

 「上」を表す言葉は北では우、南では위です。これは方言的な差なので覚えるしかありません。北朝鮮の歌に《우리의 총창우에 평화가 있다》(われらの銃剣の上に平和がある

http://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=music&no=55 mp3再生可)というものがあります。また、北では땅と우を一続きとして続け書きをしますが、南では原則として分かち書きをします。

 

 さらに北と南では피다のように-iで語幹が終わる動詞の第Ⅲ語基に違いがあります。北では피、南では피です。しかし実際の発音は南でも北のように피여となっている場合が多いです。また、되다のように合成母音にiの字が含まれていても同様に北では되여、南では되어となります。

 

例)언어생활을 더욱 발전시켜나가는데서 나서는 문제들에 대하여 해설한 론문들이 발표되였다.

  言語生活をより発展させるうえで発生した問題について解説した論文が発表された。

로동신문 위대한 수령 김일성동지의 불후의 고전적로작 《조선어의 민족적특성을 옳게 실려나갈데 대하여》발표 50돐기념 사회과학부문토론회 진행より)

 

 

細かい差は他にもたくさんあるので、これから少しずつ紹介していきます。